皆さん元気でしょうか。景気循環理論(ビジネスサイクル理論)によると、とうとう2018年の奈落の底へ株価がダイブしていくステージに突入しました。

 アメリカのビジネスサイクルの研究者にマーティン・アーサー・アームストロング(Martin Arthur Armstrong)という人がいます。彼は、独学でビジネスサイクルについて研究し、歴史的に金融危機が8.6年のサイクルで起こることを発見し、この発見をエコノミック・コンフィデンスモデルとして発表しました。

 なお、残念ながら、彼は取引で生じた損失をカバーするために日本の投資家から資金を集めていたとして1999年に訴追され、懲役7年の刑を言い渡されました。現在は、出所して、ブログにて経済予測を発表しています。

8.6年サイクル

  彼はこの8.6年サイクルにより、1990年の日本バブル崩壊、1998年のロシア危機を的中させて、一躍有名になりました。そして、彼のモデルはリーマンショックのみならず、2015年10月以降に次なる金融危機がやってくることを予言しているのです。
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日経平均のサイクル

 実は、彼の8.6年サイクルのモデルというのは、ジュグラーサイクルそのものに他なりません。私が記録してきた日経平均株価のキチンサイクル及びジュグラーサイクルを下記に掲載します。下記の図表には、現時点における過去の動向を踏まえた予測値も入っています。

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8.6年サイクルと日経平均サイクルの比較

 次に、アームストロングの8.6年サイクルと重ね合わせた推移図を下記に掲載します。ご確認いただけるとわかりますが、ジュグラーサイクルのスパンである約9年単位で見ると、おおむね一致しています。景気循環理論の観点からは、今から株式投資をするのは自殺行為であるということになります。

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 また、以前に人口ボーナスによる株価予測を行っていますが、上記の結果は、この予測とも一致します。下記に掲載している予測図ですが、人口動態による予測で日本のバブル崩壊を的中させて一躍有名人になったハリーデントの「支出の波理論」により、作成したものです。
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金価格について

 アームストロングは、もともと商品先物のトレーダーでした。彼の予測によると、金価格は最低で2500ドル、最高で5000ドルまで数年のうちに上がるであろうということです。特に、政府の国債危機により、人々が政府紙幣を信用しなくなり始めた時に、一気に上がっていくとのことです。

 また、世界大恐慌後に米国政府が金の取引を禁止したことを例に挙げ、金地金よりもコレクターグッズとしての金貨を購入するように勧めています。

 世界恐慌後は、米国では金の流出が危惧され、金地金を保有するだけで違法でした。しかしながら、金の取引が禁止されたにもかかわらず、1930年代は金鉱会社の株価がものすごく上昇しました。

 現在、米国では金貨の販売が急増しています。また、金鉱株もいずれ上がっていくでしょう。
 


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アメリカ造幣局




























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