皆さんお元気でしょうか。今回は、全米100万人以上が使用するスクリーニングサイト「Finviz  を用いて、金相場と株価の分析を行います。

米国株 セクター別パフォーマンス

 下記のグラフは、米国株のセクター別パフォーマンスのランキングを表したものです。直近1か月から素材・貴金属セクターのランキングが上がり始めています。

 一方、ヘルスケア、テクノロジー及び金融セクターはパフォーマンスランキングが落ちてきています。特に、金融セクターのパフォーマンスランキングが最下位になっており、金融危機の再発を暗示しています。
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 下記のグラフは、セクターを産業分類別に更に細かく分けた場合における直近パフォーマンスの推移を表したものです。産業分類別にみると、ゴールド及びシルバーのパフォーマンスランキングが向上しています。

 ゴールドは全200以上の産業がある中で、過去1週間及び直近日において、4番目のパフォーマンスを記録しています。信用不安でゴールドを買い込む時代が来たのです!。

 一方、バイオ系セクターのランキングはだだ下がりです。利上げ見送りで景気後退が確実になる中、グレートローテーションと呼ばれるバイオからゴールドへのセクター間の資金移動がとうとう始まったようです。
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金価格とダウ平均の比較

 ゴールド(金)が輝き始めたのは、米国の株価が崩壊して、米ドルの価値も崩壊しつつあるからにほかなりません。下記のグラフは、ダウ平均と金価格の推移を表した日足チャートです。

 ダウ平均は、200日移動平均線をデッドクロスした後に、年初来の支持線である2月の安値を割れました。その後、酒田五法の下げ三法に似たチャートを形成しています。

 酒田五法の下げ三法とは、大陰線の後に3つの陽線が続くものの、大陰線の始値を超えないままで終わってしまった時を売りシグナルとするものです。

 また、米国のソーシャルサイト「Stock twits」では、このフォーメーションを下落ウェッジとする投稿が目立ちます。このフォーメーションは、戻り高値が絶好のたたき売りのチャンスとなります。下記のチャートをみるとわかりますが、Macdの値が最高潮に達し、ペイントバー「Macd Gradient」による色付けが赤くなったところが戻り天井となっています。

 この株価暴落に支えられ、金価格は底値を切り上げてダブルボトムを形成しました。
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金価格とドルインデックスの比較

 下記のグラフは、金価格とドルインデックスの推移を表した週足チャートです。ドルインデックスについては、TDシーケンシャルのカウントダウンがようやく終わったところであり、これから暴落が始まります。

 また、ドルの価値が崩壊すれば金価格は上がりますから、ようやく金価格も暴騰するステージに突入し始めたことがわかります。
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おすすめ金鉱株

 それでは、この金価格が底打ちし始めた絶好のチャンスで買い入れるべき金鉱株はどの銘柄でしょうか。スクリーニンクサイトFinviz  で金鉱株をスクリーニングしてみます。

 私は、かつてエルピーダメモリに全力投資をしてすべて失ったことがありますので、下落トレンドにある銘柄を買うときには、倒産しないことを絶対条件にします。そこで、Finviz  でスクリーニングした金鉱株20銘柄を負債の少ない順に並び替えたのが、下記の表です。

 負債以外にファンダメンタルズで重視すべき点ですが、一株当たり純資産(P/B) 一株当たり期待利益(Forward PER)  が低いことが挙げられます。

 次に、過去記事ジェシースタインのスーパーストック発掘方法で示されたスクリーニング基準を述べていますが、彼の選定基準にはなるべく低い株価で買うというものがあります。

 私は今年から米国株を始めましたが、見向きもされなかった0.2ドルの株価が3か月で10倍になる光景を目の当たりにしました。とてつもなく大きい利益を狙うには、株価が1ドル以下の銘柄を探す必要があります。

 また、「ミネルヴィニの成長株投資法で示されたスクリーニング基準によると、ファンダメンタルズ、テクニカル及び全体市況のすべての好条件が揃わなければなりません。

 ファンダメンタルズに加え、テクニカル的にモメンタムが強い銘柄を選ぶため、株価が200日移動平均線に対してなるべく高い位置にある銘柄を選びます。

 以上の条件を整理すると、次のとおりになり、この条件を満たすのはMUXとなります。

1 全体市況 金価格が少なくとも中短期的に上昇トレンドに入った。

2 ファンダメンタルズ (1) 負債が少ない。
(2) 株価が、純資産や期待利益に対して割安である。
(3) インサイダーが買っている。

3 テクニカル (1) 株価が1ドル以下である。
(2) 200日移動平均線に対して株価が高い位置にある。

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MUXの株価動向について

 下記のグラフは、MUXの週足チャートです。下記のチャートには、テクニカル分析の観点から、40週(200日)移動平均線及びその変化率を掲載しています。株価は200日移動平均線を下回っていますが、変化率で見ると徐々にモメンタムが改善していることがわかります。

 また、直近におけるMUXの株価の値動きは、金価格の推移と歩調を合わせ、底値を切り上げてダブルボトムを付けています。

 次に、ファンダメンタルズの観点から、四半期決算の対前年伸び率も記載しています。「ミネルヴィニの成長株投資法によると、四半期決算の対前年伸び率が3四半期連続で加速しているとことが望ましいということです。

 売上と利益の対前年四半期伸び率を確認しますと、売上は直近2四半期連続で増加し、利益も赤字ながら前年から改善しています。
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最後に

 本稿では、金価格の底打ちを確認するとともに、おすすめ金鉱株「MUX」をご紹介しました。これから信用不安でお金を失う人が続出しますし、私もかつてそうでした。しかしながら、信用不安を味方につけて、うまく波をくぐっていく人もいます。本稿が、みなさんの資産防衛の礎になれば幸いです。

【TDシーケンシャルについて】
 TDシーケンシャルは非常に難解ですが、とても有用なツールです。トレードステーションで用いているTDシーケンシャルのEasy Languageプログラムコードについては、人数限定かつ有料で下記で公開しています。

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