サブシナリオ
1/28メリマンレポートを読んで気になった点があります。サブシナリオとして次のような展開が記載されていました。
木星冥王星コンジャンクション(2020/4、2020/6、2020/11)まで上昇しうる。多分それはこの新しいブル相場の終わりに密接に関連するであろう木星射手座の徴候を超える惑星シグナルである。2020年11月12日、米国大統領選挙のすぐ近くでこのコンジャンクションは行われます。2007年に、株式市場は木星冥王星コンジャンクションの2か月前にピークに達しました。2008年はこの規則の重大な例外であったが、通常、株式は大統領選挙に向けて上昇します。2020年1月12日に行われる土星冥王星コンジャンクションも2020年のラリーを支えるものです。
土星冥王星コンジャンクションと2020年の選挙の付近で急上昇し、その後、2021年の前後1年に、土星天王星スクエアの間に起こることが予定されている衰退が続く。
木星冥王星と天王星冥王星のアスペクトについては、今まで検証していなかったので、追加で検証しました。
惑星アスペクトの周期
惑星アスペクトの周期をもう一度確認すると下表のとおりであり、周期の長い順に相場との関連のあるサイクルを並べると次のとおりになります。
- 土星・天王星 45.33年
- 土星・冥王星 33.42年
- 土星 29.45年
- 木星・土星 19.88年
- 木星・海王星 12.79年
- 木星・冥王星 12.47年
- 木星 11.87年
1945年以前のアスペクト
トレードステーションに1945年以前のアスペクトをプロットすると次のとおりとなりました。
- 土星・天王星 ポイント大・山吹色
- 土星・冥王星 ポイント大・水色
- 土星 山羊座・エンジ色ペイントバー
- 木星・土星 ポイント中・赤色
- 木星・海王星 ポイント中・青色
- 木星・冥王星 ポイント小・緑色
- 木星 射手座・シアン色ペイントバー
土星山羊座で、土星天王星スクエアが起きて、木星冥王星コンジャンクションに向けて下落しています。
2001年以降のアスペクト
たしかに2007年の木星冥王星コンジャンクションまで上昇していますが、今回は木星山羊座の終わりに来るため、上昇の可能性は低そうです。
まとめ
結論から言ってしまうと、木星冥王星と土星天王星のアスペクトを検証してみてもなお、非常に強い下落が来そうだということが分かりました。
天体の位相が世界恐慌の時とそっくりです。
そして、天王星周期で見ると、3/6から逆行を経て正式に牡牛座に入りますが、前回、逆行を経て正式に牡牛座に入ったのは
1935年3月28日11時55分でした。1938年3月まで恐慌後の株価暴落で株価は下げ続けました。つまり、2022年3月まで天王星サイクルで見ても下落の可能性が高いです。
参考に、今後の重要な天体アスペクトは下表のとおりです。上昇要因が黄色、下落要因が青色です。