金融占星術におけるサイクル
皆さんお元気でしょうか。アストロジー、いわゆる金融占星術については、日本ではほとんど研究がおこなわれておりません。私も最近研究し始めたのですが、この理論で用いるサイクルは主に下表のとおりです。
相場と関連している部分については、色付きで表示しています。
ビジネスサイクルと金融占星術の周期は次のように対応しています
- 月の29.5日周期
- 金星逆行の1.6年周期 ・・ キチンサイクルの半分
- 木星の12年周期、木星海王星の13年周期 ・・ ジュグラーサイクル
- 日食の18年サロス周期、木星土星の20年周期 ・・ クズネッツサイクル
- 土星の30年周期、土星冥王星の33年周期 ・・ コンドラチェフサイクルの半分
12星座のサイクル
さらに、金融占星術においては、各惑星が通過する12星座ごとに、本宅・高尚(その性質が表面化。)、減退・損傷(その性質が打ち消される。)が決められております。
次の色付きセルは、2019年1月25日現在の各惑星の位置を示しており、相場に不利なセルについては、青色にしています。
基本的には、公転周期が長いものほど、支配力が強いことになっています。
現在では、吉兆として、海王星魚座本宅、木星射手座本宅です。凶兆として、土星山羊座本宅、火星牡羊座本宅となっています。
土星以遠の惑星の動向
見ていただければわかりますが、土星より遠い惑星については、公転周期が長く、今まで凶兆として扱われていました。特に、天王星が現在の牡羊座に入居した2011年3月には東日本大震災が発生しました。
それではこれらの惑星の動向を確認していきます。
冥王星
冥王星は、現在山羊座ですが、2023年3月24日に水瓶座入りします。ここでは減退なので、相場の停滞がここで終わることを暗示しています。
海王星
海王星は、現在魚座本宅ですが、2026年1月27日に牡羊座入りします。当分、幻想の相場が続くことを暗示しています。
天王星
天王星は、現在牡羊座ですが、2018年5月16日に牡牛座入りして11月7日に牡羊座に逆行して戻りました。2019年3月6日に牡牛座に再び入ります。牡牛座では、減退するので、予期せぬ出来事が起こらなくなります。
土星
土星については、2017年12月20日に山羊座入りし、2020年3月22日に水瓶座入りします。2023年3月7日に魚座入りするまでは、相場の停滞が続くことを暗示しています。その後、2025年5月25日 に牡羊座入りすると減退します。
特に、天王星以遠のサイクルは、100年スパンなので、地震や天変地異と関連することが多いのですが、土星はビジネスサイクルと一致しているため、より信頼性の高いシグナルとなります。
つまり、2023年3月まで相場は停滞し、2025年5月からようやく下落の心配がなくなるのです。
木星の動向
そして、最も注目すべきなのが木星です。木星の公転周期は、10年の景気サイクルよりやや長いのですが、過去には株式相場とよく一致しています。
2019年12月から山羊座入りで本宅から外れ、2021年12月の魚座入りで損傷します。これは、2021年に相場が底打ちしても、木星が牡羊座に完全移行する2022年12月までは、相場の停滞局面が続くことを暗示しているのです。
- 2018年11月08日 射手座入り
2019年12月03日山羊座入り
2020年12月19日水瓶座入り
2021年12月29日魚座入り
2022年5月11日牡羊座入り
2022年10月28日 魚座逆行
2022年12月20日 牡羊座入り
まとめ
金融占星術におけるサイクルには様々なものがあり、12星座における入居の意味も様々あります。
今、総合的に考えてみると、やはり相場は減退局面に差し掛かろうとしています。それが確定するのが、木星が山羊座入りする2019年12月です。
この停滞は、2022年12月木星牡羊座入りから、2023年3月土星魚座入り、冥王星水瓶座入りまでを節目として続きます。