皆さんお元気でしょうか。現在はエリオット波動のB波にいることをお伝えしたところです。B波で投資家が取るべきスタンスを考えてみたいと思います。

なぜ大局観が必要なのか

まず、なぜこのようなことを考える必要があるのでしょうか。よく、ロスカットを守ってさえいれば生き残ることができるといわれます。しかしながら、大局観を見間違えていれば、何回もロスカットを繰り返し、結局生き残ることはできません。

あくまでも、ロスカットを守ってさえいれば生き残るというのは、正確な相場観が伴ってこその話しです。

B波動の特徴

現在の株式相場は、昨年の十月に10年サイクルの高値を付けて、最初の下落A波を3カ月間続けて、修正波動のB波が1か月続いたところです。

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今のところ、このB波は数カ月程度続くことが過去の傾向からわかっています。

そして、この上昇相場の中で、エリオットの5波が見られるはずです。現在は、第1波が進行中で、第2波にいつ移行するかタイミングを見極めるところです。

メリマンによると、1/28までには、転換点が来るのではないかということです。

また、昨年のビットコイン相場を見ても、 1か月ちょうどで反騰局面が終わるステージが 4回ありました。ですから、昨年12月25日から始まったこの第1波動は、そろそろ賞味期限を迎えると考えてよいでしょう。

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次の転換点でとるべきスタンス

では、次の転換点で売りを入れるべきでしょうか。一つ大事な点がありまして、昨年十月からの下げを見て、次の転換点で売りを入れようとするのはもはや手遅れであるということです。現在は、エリオットのB波という弱い上昇局面ですから、昨年3カ月続いたA波の強い下げとは異なります。このため、基本的に現在の波動で売りを入れることは不利な状況になります。

第2波のボトムは、第1波動のボトムを下回らないという原則があります。下値を切り下げていた昨年3カ月の下落相場とは異なり、値幅をそれほど取ることができません。

ですから、売りを入れても、昨年の3カ月のようにはそんなにもうからないことが考えられます。

私は、ダウ平均のCFDを空売りすることも考えましたが、基本的に不利な環境でのトレードになるため、見送りました。

現在は、非常に分かりづらい状況ですので、しばらく様子見に徹するつもりです。

いつまで待つべきか

次の転換点で下げに転じた場合、昨年の12月25日の安値を切り上げる形でボトムを作ると考えられます。ですから、少なくともあと1カ月程度は様子見に徹して、次の買いの機会をうかがっていくべきでしょう。

弱いながらも、底値を切り上げるというエリオットのB波動になっていますので、しばらくは短期目線で買いを入れるチャンスをうかがっていきたいと思います。

本日はキング牧師の休日

今月はキング牧師の休日でアメリカ市場は休みです。キング牧師の名言があります。相場にも通用すると思います。

  • 私たちには今日も明日も困難が待ち受けている。それでも私には夢がある。
  • 私たちは、限りある失望を受け入れなければならない。しかし無限なる希望を失ってはならない。
  • 人の真価がわかるのは喜びに包まれている瞬間ではなく、試練や論争に立ち向かうときに示す態度である。
  • すべての進歩は不安定であり、一つの問題を解決しても、我々はまた他の問題に直面することになる。

今年は厳しい1年になる

本当に今年は投資家としての真価が問われる1年になると思います。はっきりいって、ほとんどの投資家にとって何もしなかったのが一番よかったという一年になるという気がしています。

瞑想をすると思考力がアップして投資の成績が良くなるということですので、私も始めてみようと思います。


瞑想でつかむ投資の成功法
岡本 和久
パンローリング株式会社
2015-06-17




世界のエリートはなぜ瞑想をするのか
渡邊愛子
フォレスト出版
2015-09-20