皆さんお元気でしょうか。マーケットサイクルについては、10年サイクルが下降に転じたことが 2018年10月以降明らかになりました。10年サイクルの下落期間というのは、キチンサイクルの下落期間と重なった期間については非常にロングでとるのは難しいステージとなります。
過去の10年サイクルの推移
過去の同様の期間は、2007年2月からの 1年8か月です。また、2000年4月からの3年間、1996年6月からの 2年3か月、1989年12月からの 3カ月間も同様のステージでした。
それではこの期間の間にロングで取れるステージがあったのかどうか確認してみましょう。
2007年2月からの20か月間
2007年以降の日経平均株価の推移ですが、10日から3カ月程度の中間反騰のステージがありました。
ですが、基本的には前回の高値から直近の底値までのおおむね半値戻しでピークをつけています。
大きく下落した直後は、買い戻しが入りますので、このタイミングを狙って、短期の買いを入れるという戦略は取れるでしょう。
少しでもおかしいと思った場合は、すぐ買いを外さないと大きくやられます。
2000年4月からの3年間
2000年というのは、アメリカの人口ボーナスが崩壊した年になります。このため下落トレンドが非常に強く、中間反騰の期間は最大でも1か月半にとどまっています。
2月から3月にかけて底打ちして、5月まで 1カ月半程度上昇するという期間以外はすべて下落していました。
1996年6月からの2年3カ月
この当時についても、1月から7月ごろまでは上昇も若しくは持ち合いとなっています。年の後半に激しい下落に襲われています。
1989年12月から
バブル崩壊についても、3カ月から半年程度の中間反騰局面がありました。しかしながら、ひとたび下落ステージに転じると、激しい下落に見舞われています。
2018年10月から
2018年10月からの下げは、いったんクリスマスで止まったように見えます。クリスマスまでに5000円もき下げました。この6割程度戻しをしますと、22000円程度までは戻ってくる可能性があります。
あくまで経験上の話しですが、七月ごろまではおおむね大きな下落は来ないと考えています。それまでは、押し目を買う、ただし短期で、という戦略もありでしょう。