明けましておめでとうございます。新年早々大発会は大波乱でしたね。これだけ大発会が下落した場合、年間の騰落率はどうなるのか調べてみました。

ジュグラーサイクルごとに区切って、大発会の対前年終値騰落率が年間変化率に及ぼす影響について、プロットしています。

1983年始点のサイクルの場合

1982年秋から始まったジャグラーサイクルの場合、下落トレンドになると、大発会の騰落率にかかわらず年間では下落しています。

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1993年始点のサイクルの場合

1992年夏から始まったジャグラーサイクルの場合、下落トレンドになると、大発会の騰落率にかかわらず年間では下落しています。

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2003年始点のサイクルの場合

2003年4月から始まった小泉純一郎サイクルでみても、大発会の騰落率にかかわらず落ちる時は落ちてます。

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2013年始点のサイクルの場合

2012年冬から始まった安部ノミクスサイクルでみても、大発会の騰落率にかかわらず落ちる時は落ちてます。

2019年は仮数値として20%減で置いてますが、概ねこんなもんじゃないでしょうか。

むしろ、国ぐるみの政策発動で6年間も年間プラスを維持できたのは、奇跡といってもいいと思います。

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まとめ

土星がやぎ座にイングレスした1961年に株価はピークアウトして、1964年の東京オリンピックを挟んで1965年まで4年間下落しています。

日本が世界2位の経済大国にのし上がった当時でさえ、4年間の不況を経験し、政策的に証券保有組合が作られ、山一が日銀特融で立て直しています。

そして、日本経済に構造変化が起こったとされる、1990年以降のジュグラーサイクル下降局面において、3年間は下落をやってきたのですね。

2012年以降、6年間も日銀まで動員して株価プラスを続けたのがむしろ奇跡です。

相場には、天の宿命というものがあります。天の宿命に逆らい続けることはできません。

日銀さん分かりましたか?