さて、とうとう私もアストロジーに手を出してしまいました。まず、優位性のありそうな理論であるかどうか検証しました。

木星逆行の意味すること

木星は金運の星であり、年に1度約120日間逆行するので、その間は相場が下げやすいとされています。2018年は3月から7月まで逆行しましたが、2019年は4月から8月までの間逆行します。過去のデータを分析したところ、1950年からの日経平均のデータでは有意性が認められましたが、1990年からのデータではほとんど逆行期間における有意性はありませんでした。

今のところ、木星逆行の間、相場が下がるというのは、迷信と考えてよいでしょう。

木星公転周期の意味すること

しかしながら、木星サイクルの相場に与える影響について、海外のサイトを検索していたところ、あるサイトが見つかりました。それは、木星がその公転周期である12年ごとに射手座に来るタイミングで相場がピークを付けているというものです。

木星の公転周期11.8年というのは、だいたい相場の基本サイクルである約10年のジュグラーサイクルと期間が一致します。位相が一致すれば、当然、同様の動きをするはずです。

下記に、木星が射手座0度にあるときのチャートを示します。おおむね12年周期でホロスコープ上の射手座にやってくるわけですが、日経平均で見る場合、大きな変化点になっていることがわかります。

バブル崩壊前は、相場の底を示し、バブル崩壊後は、相場の天井を示しています。

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金星逆行の意味するところ

もうひとつ有意性のある現象として、金星逆行があります。金星逆行は、1.8年に1回ほど発生し、42日間継続します。この逆行現象中に相場の天底と重なると言われています。

このサイクルは、ちょうど相場の40か月キチンサイクルの片側と同じスパンです。ですから、位相的には、キチンサイクルのボトムとピークで発生する現象ということになります。

過去の金星逆行を示したチャートは次のとおりです。おおむね、キチンサイクルレベルの天底と一致するケースが多いことが分かります。

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木星射手座と金星逆行が重なるとき

これら二つの変化点が重なるときは、どうなるでしょうか。景気サイクルの複合循環の考え方と同じで、非常に大きなトレンドがその後にやってくると言えます。

次のチャートの長線が木星射手座0度、短線が金星逆行開始になります。ほぼ同時に発生した後には、長期の強いトレンドが発生しています。


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それでは、1980年以降の日経平均を詳しく見ていきます。今回、2018年10月に金星逆行が開始して、11月に木星射手座0度となりました。次の金星逆行期間は以下のとおりです。

2020/05/13
2021/12/19
2023/07/23

過去の推移をみると、金星逆行が今回と同じく蠍(さそり)座で発生した1994年の推移が参考になります。

当時は、1994年10月に金星逆行、1995年1月に木星射手座0度となり、1995年6月に底打ち、1996年4月の金星逆行でピークとなりました。今回も同様の動きをすると、2019年6月まで下落して、次の2020年5月が第2のピークとなります。

一方、リーマンショック時の動きを参考にすると、2006年11月に木星射手座0度、2007年7月に金星逆行となったあと、2009年3月の金星逆行が底打ちとなっています。

どちらになるかはわかりませんが、2020年5月が次の転換日になることだけは間違いなさそうです。2019年6月以降に出る波動が上下どちらかに動くかは不明ですが、2020年5月まで継続するという結果になりました。


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金融占星術入門
山中 康司
パンローリング
2005-08-26





占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで
ケヴィン・バーク
株式会社フォーテュナ
2015-09-02