ドル円は減価するのか

長年いわれているのは、ドル円レートが日本の高齢化により経常赤字が定着し、減価していくということです。

ファンダメンタルズからみたのが次のチャートです。

基本的には、日本が双子の黒字であった1980年代後半に大きく円高になっています。その後、財政収支が悪化した1990年代後半を通じて、円安傾向になっています。

つまり、おおむねドル円レートはファンダメンタルズで説明できそうです。

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2000年代のドル円について

なお、2000年代に入ると、ドル円レートは、財政収支悪化には無反応となり、経常収支のみで動くようになっています。

政府の財政収支については、赤字が恒常化したこともあり、あまり大きなインパクトを与えなかったようです。

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今後どうなるか

今後、長期円安が予測されていますが、その前提条件としては、経常黒字を大きく政府の基礎的財政収支がぶち破り、経常収支+プライマリーバランスが大幅に赤字化することだと思います。

やはり、政府への信認が揺らいできたところに、資金逃避としての超円安が1990年代後半のように起こると思います。

そのきっかけとしては、1997年の山一証券破たんのような、大手金融機関の破たん劇といったクライマックス的な出来事を伴なうと予測しています。