2018年の作戦経過

さて、今年も半分が過ぎました。今までの作戦概況ですが、大きく動いたのは、コインチェックへのレンディングコインを6月に解放できてからです。

レンディングしていない予備兵力については、コインチェック事件後に早々と日本円に撤退させて、ポンド円ショート、ポンドドルショート、ユーロドルショートと一進一退を繰り広げてきました。

その後、主力となる師団がコインチェックから解放後、ドル高継続による原油安を見込んで、原油のショートをレバレッジをかけてとったものの、ロスカットが遅れて大きな損失となりました。

その後、その損失をゴールドのロングで取り返そうとして、さらに大きなレバレッジをかけたところ、急落が起こりゲームオーバーとなりました。

ある程度損失が膨らんでくると、損失を取り戻そうとして、さらに大きなレバレッジをかけて、更に大きな損失につながります。

誤った判断を認めずに突撃を続けると、どんな精強の兵士でも全滅します。

朝鮮戦争時のマッカーサーも中国軍出兵を信じずに、油断して、大きな損害を出しました。

残存兵力による最終作戦

今後の戦略ですが、大きな損失を出したレバレッジ取引は完全に撤退して、もう手は出しません。また、あえて損失を取り戻そうとして大胆な行動に出ることはしません。

現在、最も固い戦略としてみているのが、米国株です。ナスダックの推移とビットコイン、ゴールド、上海株価指数をそれぞれ比べると、一貫して米国株が上昇しているのが分かります。特に、仮想通貨やゴールド、上海株価指数が弱いときほどナスダックが力強く上昇していることが分かります。

米国株の動向

私は、仮想通貨へ舵を切った昨年5月以前には、2016年2月のゴールド反発をとらえて、カナダ銀鉱株のマイクロキャップであるAXUで半年6倍を達成したものの、ウランの反発に賭けてウラニウムリソースで大きな損失を出しました。

結果としてわかったのは、コモディティ株はサイクル的に上下を繰り返すだけで、大化け狙いのマイクロキャップ投資戦略は非常に大きな危険を伴なうということでした。クズ株はたいていの場合、そのまま本当のクズになり、上場廃止になってしまいます。

一方、当時、5ちゃんねるの米国株スレッドに、VとMAをひたすら推奨する億万長者が出没していました。

大化け株戦略から言わせれば、そんなでかい銘柄は、安定成長はするものの、テンバガーは絶対に期待できません。それでは、VとMAはどうなったでしょぅか。

一目瞭然です。

電子決済市場は、メガトレンドに乗っているため、今後も不況の波を打ち消して安定的な成長が見込めます。また、仮想通貨も、そもそも電子決済のツールとして登場してきており、VISAがブロックチェーン送金事業に本腰を入れているのは有名です。

image

image

仮想通貨関連ド本命銘柄

今後、電子決済市場が成長していくとしても、やはり、時価総額が巨大なVとMAでは、大化けどころか2倍も期待できませんので、せめて最低一年で倍になる銘柄を探したら、スクウェア(SQ)という結論になりました。

時価総額は2000憶円なので、大化けは期待できませんが、赤字であるものの売上高の伸び率が加速しており、今後確実に年間で倍を狙うことができる銘柄です。

ピッコイン決済にも手を出しているので、仮想通貨関連ということになります。同様の銘柄としてペイパル(PYPL)がありますが、時価総額がスクウェアの4倍程度ありますので、推奨はできません。

もちろん、どうしても1年以内に10倍を狙いたいというのであれば、成功率は落ちますが、時価総額が100憶円未満のバイオ株や革命的テック銘柄を探す必要があります。

image


以上、最終作戦の報告を終わります。今回の最終投資戦略は、安全性優先で一年で倍程度の収益しか見込めないため、圧倒的なパフォーマンスを志向している方には、残念ながらお勧めはできないメソッドです。