皆さま、お元気でしょうか。

この記事のタイトルですが、あえて投機戦略と書かせていただいております。不確実な未来に賭ける以上、投資は投機と全く同じです。スイス人の書いた「マネーの公理」にも全く同じことが記載されています。
では、仮想通貨バブル崩壊後の戦略として、私は、ドル高に賭けるという趣旨の記事を書いております。しばらく、中短期の見通しとしては、今までのドル安の逆コースを見ています。

中国のクレジットクランチ

下図は、中国の外貨準備とユーロドル、中国の外貨準備と原油価格のチャートです。
中国の外貨準備については、橙線が指数値で、白線が対前年比です。

china0
china[




























基本的に、中国の外貨準備と、ユーロと原油の強さは相関しています。ドルが高くなると、新興国から資金が流れ出す構図になっています。

つまり、中国の外貨準備の減少がすでに、今年2月から始まっていることから、すでに投資資金のドルへの逃避が始まったとみています。

足元では、新興国で原油高に対する暴動が起きたりしていますが、時期に沈静化するでしょう。



ユーロと原油のどちらを売るか

基本的には、私は、当初、ユーロを売る方針でしたが。次の二点から原油の
ショートに切り替えています。
  • 遅行的に動き、ユーロを先行指標としてトレンドをつかみやすい。
  • 値動きが暴れずに比較的平静にトレンドが継続する。

キャプチャ2















仮想通貨がバブルだったいくつもの証拠

最後に、明らかに仮想通貨がバブルだったといえるいくつもの証拠をここで記載します。

  1. 仮想通貨インフルエンサーが新聞記事に掲載されたり、本を出版し始める。
  2. 有名芸能人がTVCМに登場して、お茶の間を賑わせる。
  3. 仮想通貨取引アプリが、アプリダウンロードランキングで一位をとる。
  4. 仮想通貨アイドルが登場する。
  5. 世間中のあちらこちらで、仮想通貨が暴騰していると話題になる。
ここら辺の世間のムードを感じていれば、高値で逃げれたと思います。ちなみに、私は、C社の悪質なPRに騙されて1年間レンディングしてしまって逃げれませんでした。

以上、投機資金の逃げ足は速いものです。夢か蜃気楼か、それがバブルの物語です。仮想通貨長者に狙いを定めた国税当局もまさに取らぬ狸の皮算用だったのではないでしょうか。