さて、皆さんお元気でしょうか。相場がきな臭くなってまいりました。ようやくしばらくストップしていた。分析を再開したいと思います。
景気ウォッチャー指数の動向
まず、3月の景気ウォッチャー指数ですが、売りシグナルが発生しました。
天井圏での売りシグナルは、中期的な暴落を過去に何度も当てているため、日経平均株価の暴落に要注意です。
参考に、下図はトレードステーションで作成したものですが、緑色の点が買いシグナル、赤色の点が売りシグナルです。
原指数は、季節調整前です。現況一致指数が前月に比べて1.5ポイント以上変化し、先行指数が1.5ポイント以上逆方向に動かなければ、シグナルの発生としています。
サイクルの動向
日経平均株価については、デューイの手法によるサイクル分析のほか、40か月のキチンサイクル、アームストロングの8.6年サイクルに近似されるジュグラーサイクルを推計しています。
直近のキチンサイクルについては、2016年6月から始まり、2018年1月にピークを打ったと推計され、2019年にかけて下落トレンドにあると考えられます。
キチンサイクルとアームストロングの8.6年サイクル
下図は、日経平均株価のキチンサイクルとアームストロングの8.6年サイクルを図示したものです。2019年以降は、推計値となっています。
エドワードデューイのサイクル
また、エドワードデューイの「サイクルの科学」に基づく、ジュグラーサイクル、キチンサイクルの推計は下図のように図示されます。
デューイの手法による分析でも、2018年1月にようやくバブルのピークを付けたと解されます。
トムデマーク手法による分析
トムデマークの開発したインディケーター及びMACD Gradientによるチャートをみても、すでに過熱圏であることが分かります。ただ、2015年のピークのようにこれから更なるバブルを生み出す可能性もあるため、担ぎ上げられないように注意です。
分析からわかること
サイクル分析からわかることは、日経平均株価については、すでにサイクルの下落局面にあります。特に、複合循環の観点からみると、2018年1月以降は、ジュグラーサイクルとキチンサイクルの下落局面が重なるため、非常に強い下落圧力がかかっていることが分かります。
ただし、相場がどこまで上がるかわからないバブル相場である場合、2020年に向けて担ぎ上げられる可能性もあるため、要注意です。平成に入ってから、ここまで強い相場はありませんでした。1970年代の日経平均株価は、サイクルの特性が消えてめためたに上げ続ける相場でした。
私の個人的な予測としては、いい加減に、サイクルの力に従って暴落してほしいところです。
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