さあ、確定申告の季節がやってきました。ここで、確定申告について分かりやすく記載します。
確定申告とは、前年の1月1日から12月31日までの所得を2月15日から3月15日までの間に最寄りの税務署に申告する制度のことです。
仮想通貨については、国税庁から正式に税務処理が通知され、雑所得としての計算方法が示されました。
私も、10時間かけて600の取引について損益計算をしたので、そのコツを伝授します。
無料計算サイトの利用
Cointracking.infoでは、200トレードまでは、無料で計算してくれます。
対応している取引所は、BITTREX、POLONIEX、CRYPTOPIA、TIDEXなど海外の有名どころの取引所を網羅しています。
ですので、まずこのサイトで取引所ごとのCSVを読み込んで、それぞれエクセルに出力しておきます。
取引所からの直接DL
ただし、国内取引所やNOVA exchange、Coinexchange.ioは、上記のサイトでは対応していませんので、個別に取引所から履歴をダウンロードする必要があります。
ビットフライヤー
ビットフライヤーは良心的で、送金や入金も含めたすべての取引履歴をエクセルフォーマットで提供しています。
ZAIF
Zaifについては、コインとトークンの取引履歴をエクセルフォーマットで別々に提供していますが、エクセルで開くと文字化けしてしまいますので注意が必要です。
Coincheck
Coincheckは、エクセルでの提供はなく、WEB画面からエクセルへのコピペ対応です。エクセルにコピペすると縦系列で表示されるので、下記のように、横系列へ変換します。
エクセルのフィルタ機能やデータの区切り位置調整をして、データを整形します。
その他の海外取引所
Cointracking.infoで対応していない海外取引所についても、取引所WEBからコピペでエクセルにデータ変換します。
損益の計算
ここまでできたら、取得額と売却額の計算をします。
まず、取引データを取得と売却のセットに整形します。
計算に当たっては、ビットコインの日次終値を下記のサイトからDLします。
https://jp.investing.com/currencies/btc-jpy-historical-data
つぎに、取引日をVLOOKUP関数で、ビットコインの時系列データにぶつけて、取引時点のビットコイン価格にて、取得取得額と売却額を算出します。
具体的には、下表の右側部分をご参照ください。
基本的には、コインを取得した時点の売買額と、その取得したコインの決済時点の売買額の比較で損益が出ます。このようにして、各取引ごとの損益を計算していきます。
ビットコイン建て以外の取引の計算
なかには、ビットコイン建て以外に、ETHやDOGE建てで草コインを売買することもあるかと思いますが、そのような場合、円建ての時系列データがまだ整備されていませんので、コインゲッコーのチャートから無理やり円建て価格を出しました。
出典:https://www.coingecko.com/ja/相場チャート/ドージコイン/jpy
通算損益の算出
このようにして、2017年の損益通算をすることができます。どうでしたでしょうか。今回の計算を機に、今年の取引をみつめなおして、反省の場にするといいかもしれません。
私の場合、ツイッターの人の意見に流されて買った銘柄はすべて大損こいているのと、年後半の草コインの取引はダメージがでかくなっていることに気が付きました。
やはり、人の意見に流されず、有望だと思った銘柄を長期保有するのが一番いいようです。
下記のサイトでは、3500トレードまでのプロプランや、制限なしの永久プランもあるので、海外メインの方は有料会員になってみるのも手かもしれません。
以上、取引計算のお話でした。
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