パラダイムシフトの波

私が伝えたいことがある。マイケルデルはたった1万ドルから大学のガレージで事業を起こして億万長者になった。

モデルの杉原杏璃さんは、たった30万円を1000万円にした。

100万円では、成功しないとあきらめて株式投資の世界を去っていく人がいる。よく研究もせずに勧められるままに割高な新規公開株を買って、数千万円をゼロにする人がいる。

でも、その差はほんとうの紙一重だということを知ってほしい。ビットコインは、2008年にリリースされてから150万倍になった。10万円を投じていれば、1500億円になっている。

1995年にWindows95が発売されて、我が家にも高価なパソコンがやってきたとき、1997年のアジア通貨危機で日本はもう終わりだという意識が広がっていた。

実際は違っていた。

1998年から始まったITバブルで、米国で億万長者が続出した。私が好きな一枚のチャートがある。ヤフーである。

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これから起こること。

いま、私が気づいたことがある。新技術が導入されて大きな波がやってきそうだということだ。私は、下記の銘柄に照準を合わせた。

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超有望暗号通貨ZCASH

Coincheck社員の平均年齢は26歳。パラダイムシフトの波は若者でないと作れない。そして、暗号通貨も若さが命だ。

暗号通貨人気の高まりとともに、ZcashのICOは、1通貨単位に2000ドルもの値段がついた。

今は100ドルだが、ZCASHは2016年11月のリリース後、永遠の安値である30ドル近辺で底打ちした模様だ。

これからは攻めるだけである。

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超有望暗号通貨FACTOM

大化け株にとって、時価総額50億円以下というのは大事な要素だ。FACTOMは、時価総額70億円程度と、まだまだ成長余地が大きい。

ビットコイン2.0の本命であり、来年のロシアにおける仮想通貨合法化をにらんで、東欧の政府機関で、FACTOMを活用した公証システムが実用化されるかもしれない。

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仮想通貨のまとめ

今のところ、コインチェックで大化けを狙えるのは、ZCASHとFACTOMだけだ。

なにしろ、スプレッド手数料率が4パーセント近くかかる現状では、大化け通貨しか選択に入ってこない。

マイルド系の安定通貨としては、テックビューロが採用しているNEMを推奨する。

ビットコインに続く、リップル、ライトコイン、エサーリウムはすでに規模がでかくなりすぎていると感じる。

AUZURは、エサーリウム上の賭け事の保証金である。賭博市場の規模を考えると、今後、エサーリウムの拡大とともに価値が上昇する可能性がある。

しかしながら、弱者のブロックチェーン戦略としては、NEMを基軸安定通貨として、FACTOMとZCASHで最大限攻めていくこととしたい。


ブロックチェーン本命銘柄BTL

もちろん、仮想通貨ほどの安定性はないものの、ブロックチェーン株もお勧めだ。

カナダのトロントベンチャー市場に上場するBTLグループは、ブロックチェーンの変化の波に乗って、上昇中だ。もちろんこの上昇は、ただの初動にすぎない。

日本のヤフー株は1997年から3年で400倍になった。

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野口 悠紀雄
日本経済新聞出版社
2017-01-19






仮想通貨とブロックチェーン (日経文庫)
木ノ内 敏久
日本経済新聞出版社
2017-04-15