皆さんお元気でしょうか。本日、私は日経225先物オプション取引の売り持ちを解消しました。私が、先物を含むいわゆる投資(投機?)を始めたのが2007年ですので、かれこれ8年経ちますが、指数の取引では利益が出すことができていない状況です。
先物オプション取引が現物株投資に比べてハードルが高い理由
ここで、先物オプション取引が現物株投資に比べてハードルが高い理由を考えてみます。
耐えられる期間が短い。
現物株投資は、多少含み損が出たとしても、業績が回復するまで持ち続ければ、最終的に勝つことができます。一方、先物オプション取引では、受渡期日までに想定価格に到達しない場合は、必ず負けることになります。
プレーヤーが多い。
現物株投資では、プレーヤーは相場の初期ではほとんどおらず、相場の後期になるにつれてどんど増えて値動きが複雑になります。一方、指数取引では、中央銀行のPKO、大口ヘッジファンドの仕掛け売りなど様々な思惑を持ったプレーヤーが参入してくるため、政治的背景等をもとにして通常のテクニカルではありえないような値動きします。
値動きの根拠が複雑
現物株投資では、個別株の思惑はニュースや会社発表等により推し量ることができます。また、好業績銘柄であれば必ず上昇していきます。一方、指数取引では、指数を構成する様々な企業のマクロ的業績動向を推し量る必要があります。また、中央銀行の追加緩和などによりサプライズや海外市場の急落等で値動きがとても複雑になります。日経平均の値動きをみるとわかりますが、日を変えた場合のギャップが500円以上になることも多く、さまざまな要因で日々大きく値が飛びます。
相場で生き残るために必要なこと
初心者が熟練者から麻雀やポーカーに誘われて、ゲームをプレーすると、あっという間に負けを重ねてゲームオーバーになってしまいます。相場で生き残るためには、ごく狭い範囲に手法をしぼり、容易に真似できないレベルまで技術を高めていく必要があります。
マークミネルヴィニ曰く「100種類の蹴りを1回練習したものには誰でも勝てるが、1種類の蹴りを100回練習した者には誰も勝てない。」とのことです。
兼業投資家に合った投資方法
相場を逐一観察して、急所で玉を張るようなことは兼業投資家にはできません。できるのは、好業績ではあるが市況が悪くまだ注目されていない成長銘柄を見つけ出し、少なくとも一年程度のスパンで投資を行う手法です。
もちろん、ロスカットはもっとも重要なところですが、個別株では、企業のニュースやIRをよく読めば、何が起こりうるかというのを判断できます。一方、指数では、中央銀行の政策や指標の発表を予測することとなりますが、これは非常に(私にとって)難しいものです。
私は今年久しぶりに先物オプション、FX取引にも手を出しましたが、やはり価格の値動きや勝ち方はそれぞれに専門的な方法があるため、高い授業料を払う羽目になりました。
FXトレーダーが現物株に手を出しても、個別企業の決算の流れやIRに対するマーケットの反応の予測などで劣ってしまいます。現物株トレーダーが指数・先物取引に手を出しても、まったくの初心者として一から限月制度やSQ前後のビッグプレーヤーの動きなどを勉強する必要があります。
思うに、先物・オプションならばそれだけで数年、FXであればそれだけで数年は専門に徹しないとなかなか敏腕トレーダーになることは難しいと考えます。
私は、今後、米国の現物株一本で極めていきます。
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