皆さん元気でしょうか。金価格が上がっていた時代には、街中に貴金属の買い取り店舗が増えていきました。そして、含み損を抱えていた投資家が金を売ることにより、金価格天井の引き金となりました。一方、金価格が下げている時代に投資家が金をこぞって買い求めるのであれば、それは金価格底打ちの重要なサインとなります。 

 本稿では、米国造幣局が発行するイーグル金貨の売上動向を分析します。 

金貨の売上推移

 米国造幣局の発行するイーグル金貨コインには、1オンス金貨、2分の1オンス金貨、4分の1オンス金貨及び10分の1オンス金貨があります。

 下記のグラフは、各月のこれら金貨の総売上高(千オンスベース)及び金価格の推移です。ご確認いただけるとわかりますが、7月から金貨の販売が急増し、加速しています。

 金貨を買い求める投資家には、先見の目があります。金価格が20年間の下落トレンドに終止符を打ち、大底を打った2000年には、金貨の売上が過去最高となりました。そして、このたびは、7月からの金貨売上急増に合わせて、8月から株価は大暴落しました。
 
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10分の1オンス金貨の売上が著しく増加

 10分の1オンスイーグル金貨に分析対象を絞ると、より傾向が鮮明になります。コイン売上高の記録的増加がとても印象的です。

 下記のグラフは、9月における10分の1オンスイーグル金貨の売上高(千オンスベース)推移です。売上は、金価格が底打ちした2000年以来の高い水準にあり、コイン販売の歴史上で最高の売上を記録する勢いです。
 
 10分の1オンスであるため、金貨全体の売上高に占める割合は低く、重要な出来事ではないように見えます。しかしながら、この売上急増は、小口の個人投資家が金に興味を持って取得していることを示しています。

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米国造幣局の公表データ

 金貨の売上高については、造幣局の下記HPにて月次で公表されています。http://www.usmint.gov/about_the_mint/index.cfm?action=preciousmetals&type=bullion

2015年製 イーグル金貨 1/10オンス 【17mmクリアーケース付き】
アメリカ造幣局































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