皆さん元気でしょうか。

 ようやく、私の予測していたとおり、株価大暴落が始まりました。しかし、一番重要なのは、現在の下落はリーマンショックを超える大暴落の始まりに過ぎないということです。

 私がフォローしているマークミネルヴィニ、ジェシースタイン、ジェシーフィールダーなどの米国のスーパートレーダーも2015年から始まった下落は長く続くといっています。 

 今回の下落は、9年サイクルの下落であり、支出の波の動向も含めると2018年の秋口まで下げ止まらないでしょう。

どこまで下落するのか。

 下記のグラフは2007年11月を基準としたNYダウ平均、日経平均株価、上海総合指数の推移です。2007年11月から始まった株価大暴落では、ダウ平均が49%、日経平均株価が55%、上海総合指数が71%下落しました。

 この下落率をそのままあてはめると、NYダウ平均、日経平均株価ともに10,000の大台を割れて9,000の水準に突入します。また、上海総合指数についてはさらにひどく、1,300程度になる見込みです。

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 下記のグラフは、ダウ平均の月足チャートです。マネックス証券のトレードステーション(Trade station)により、Macd Gradientによる色付け、TDインディケーター及び9年サイクルの描画を行っています。

 ちょうど、赤い縦線がTDシーケンシャルのカウントダウンを示していますが、カウントダウン終了後に見事に天井を打ち、暴落を開始しています。

 今回の予測によると、ダウ平均はこのまま暴落し、10,000の大台を割れる見込みです。

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金価格はどうなるか。

 次に、金価格の動向を考えてみます。かねてから、このブログで指摘してきたように、日経平均株価と金価格は、2012年のジュグラーサイクル(9年サイクル)底打ち以来、逆相関の関係を描いてきました。

 今回も見事に、日経平均株価の週足チャートでは、TDシーケンシャルによる天井シグナルが出る一方、金価格の週足チャートでは、TDコンボによる底打ちシグナルが出ています。

 このまま日経平均の暴落が進めば、反対に金価格は上昇していくと考えています。


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【TDシーケンシャルについて】
 TDシーケンシャルは非常に難解ですが、とても有用なツールです。トレードステーションで用いているTDシーケンシャルのEasy Languageプログラムコードについては、人数限定かつ有料で下記で公開しています。

TDシーケンシャルのプログラムコード(Easy language)

 なお、本稿で用いているTDシーケンシャル、TDコンボですが、アメリカのトムデマークが相場の転換点をつかむために開発したインディケーターであり、下記の書籍で解説されています。