世界中で金の需要が急増し、供給が減少しています。これは、金価格が将来暴騰するための序章であり、金価格は飛び跳ねる前の最後の調整ステージにあります。


中国


 中国の投資家は、株式市場から金地金へ向かって逃避しています。昨年は中国の株式市場は顕著な強気でしたが、今年5月に入り上海総合指数が暴落しました。その結果、金は中国の投資家の間でかつての地位を取り戻しました。7月の最初の4日間の取引では、上海金取引所の決済量は597トンに6倍に増加しました。
(出典:Ifeng、7月9日、2015年)


インド


 インドでは、今年の4月及び5月の2か月で金輸入量が対前年比61%増加し、155トンになりました。これは、金価格の低下とインド中央銀行による規制緩和の結果です。
 インドは世界で最も巨大な金の輸入国です。しかしながら、経常収支の赤字は、2013‐2014年度の対GDP比1.7%から2014-2015年度は対GDP比1.3%へ改善しており、インド当局は心地よいレベルであるとしています。
(出典:タイムズインド、8月2日、2015年)

 つい最近、インド政府は、たった2週間で2度目の金への輸入関税を引き下げました。
(出典:金融エクスプレス、7月24日、2015年)

アメリカ


 米国では、投資家が金地金に向かって殺到しました。

 アメリカンイーグル金貨の販売は、2015年7月に124パーセント増加し、17万オンスになりました。これは、2013年4月以来最高の月間売上高でした
(出典:ロイター、7月31日、2015年)


 アメリカのバッファロー金貨もまた、2015年7月に人気を取り戻し、前年同期の5,500オンスに比べて約6倍の32,000オンスを売り上げました。また、前月の2015年6月の21,000オンスと比べても52.4パーセント増加しました
(出典:CoinNews.net、8月4日、2015年)

 
 また、2015年の最初の4ヶ月で、米国の金鉱山の金生産量は9パーセント以上減少し、前年同期の69,100キロから62,700キロになりました。(出典:米国地質調査所、2015年8月4日)

最後に


 長期的な視点から金を見ましょう。短期的な変動に固執してはいけません。そして、2015年の株価崩壊に備えましょう。あなたのポートフォリオは、株式市場の暴落から逃れることができますか?。

 政府関係者は、不安な投資家の落ち着かせるために幸せな話をしています。しかしながら、私がかねてから説明している指標は、米国経済が崩壊の危機に瀕していることを示しており、実際には、株価崩壊の序章がすでに起こり始めています。このブログでは、あなたの貯蓄を保護する方法について、説明していこうと考えています。