皆さん暑い中、お元気でしょうか。思い起こそうとしても、もはや思い出せない人しかいませんが、今から92年前の1923年9月1日に関東大震災で約14万人以上の方がお亡くなりになられました。それ以来、我が国においては、さまざまな地震研究がおこなわれてきましたが、太陽黒点サイクルと地震の関係性については、まったく見逃されてきました。この記事では、太陽サイクルで大地震を予知します。

なぜ太陽活動の低下が地震・噴火を引き起こすのか?


 実は、太陽黒点数の推移で大地震の発生を予測することには、科学的な根拠があるのです。東京工業大学地球惑星科学専攻の丸山茂徳教授のインタビューをもとに説明しましょう。

 太陽活動の低下は、地球表面の気候だけではなく、内部の地殻活動や火山活動にまで影響を及ぼします。太陽活動が低下すると、地球をおおっている太陽風のシールドがなくなり、宇宙からふりそそぐ宇宙線をはね返せなくなります。

 宇宙線はものすごくエネルギーが高い放射線で、例えばコーラに照射すると液体中の炭酸が気化して発泡します。これと同様に、地下の活断層の間にある水分や、火山のマグマの成分が宇宙線にさらされることで気化し、膨張し、活発化することで、大地震や大噴火が多発します。

今まで太陽活動が低下した時にどれだけ地震が起こったか?


  太陽黒点数の時系列データについては、World Data Center for the production, preservation and dissemination of the international sunspot number(http://www.sidc.be/silso/datafiles)から入手できます。
 また、太陽黒点数の予測は、NASA(http://solarscience.msfc.nasa.gov/predict.shtml)から入手できます。

 これらの太陽黒点数の推移と、世界で起きた大地震の関係を下記のグラフで示します。グラフをご覧いただければ、太陽黒点数の極小期に大地震が発生しているのがよくわかると思います。

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 そして、NASAの予測によると今後の太陽黒点数は、2020年の極小期に向けて大きく減少していくことになります。また、今回のシュワーベサイクルのピーク時における黒点数については、およそ100年ぶりに少ないことが、上から3番目のグラフを見ていただければ、わかると思います。

 これからは、いつ、関東大震災クラスの巨大地震が発生してもおかしくありません。過去の巨大地震と太陽黒点数について、下記の表にまとめてみました。

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 今まで、東京では何度も巨大地震が発生してきました。
1707年には、宝永地震、富士山の宝永噴火で約2万人が死亡し、1855年には安政江戸地震で約1万人が死亡しています。明治以降も、1923年の関東大震災で約14万人が死亡し、2011年の東日本大震災で約1万9千人が死亡しました。


大地震がいつ起きるか予測する


 そして、これからやってくる2017年からは、太陽黒点数が著しく減少します。大地震がやってくることを予測、予知及び予言できるのです。過去の地震から推計すると、被害者数は6500人から15万人に及びます。2020年の東京オリンピックまでに首都南部直下大地震や東海大地震により、首都が壊滅状態になることも考えられます。

 

関東大震災前後の太陽サイクル

 それでは、関東大震災前後の月別太陽黒点数推移を下記に掲載します。見事に、太陽黒点数の底で、大震災が発生しているのがわかると思います。
 しかも、この時は、天候不順による大凶作で米騒動が発生しました。丸山教授の理論は正しかったのです。

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阪神・淡路大震災前後の太陽サイクル

次に、阪神大震災前後の太陽黒点数の月別推移もご確認ください。見事に、太陽黒点数の底で、大地震が発生しています。しかも、この時も、関東大震災の時と同じように、天候不順による米の不況で米騒動まで起きています。

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今後の予知

 最後に、東日本大震災前後の太陽黒点数の推移に加え、NASAが予測する今後の太陽黒点数の推移を掲載します。
 東日本大震災は、見事に太陽サイクルの底近辺で発生しています。そして、2017年以降は、どんどん太陽活動が低下していきます。
 2020年の東京オリンピックの時には、なんと関東大震災が発生した時のレベルまで太陽黒点数が低下するのです。首都直下大地震で、東京オリンピックがとりやめになるなんてことも十分にあり得るのです!。


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気象・太陽黒点と景気変動
住田 紘
同文舘出版
2004-04






新版 直下型大地震 誰でも予知はできる 生き残るための戦略
国立大学法人 電気通信大学名誉教授 早川正士(株)早川地震電磁気研究所 代表取締役 
OROCO PLANNING
2017-07-05