標記命題に対しては、答えはNOと言える。まず、長期時系列による
詳細な値動きを分析し、レンジのブレイクを狙ってショートする必要がある。
しかし、国債先物価格の長期時系列データは公に入手しづらい。 暴落時には、乱高下が予想される。また、長期保有も限月の壁に拒まれる。
2013年以降は景気回復の波に乗るので、レバレッジを少なくしてCFD取引で売玉を保有しておけば、景気上昇波に乗った債券価格の下落を狙えるが、2010年代に国債暴落があるかどうかは現時点では何とも言えない。
2000年時にも暴落は騒がれたが、結局いざなみ景気で金利は1%台に収まった。今後2030年までの期間で見れば、国債の日銀引き受けによる10倍以上のインフレは100%起こると断言できる。しかし、2020年までのスパンで見れば主観的確率は55%程度である。