今晩のNY株の読み筋=ダウは年初来高値を更新か、小売売上高・FOMCに注目

18時33分配信 モーニングスター

14日の米国市場では、朝方に発表される11月小売売上高と、午後に結果が公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)がポイントとなる。

小売売上高を無事に通過できれば、年末商戦への期待感が一段と強まり、足元の堅調地合いが継続するとみている。半面、市場予想を下回った場合には、高値圏にある反動から利益確定売りが出かねない。

小売売上高の市場予想平均は、全体が前月比0.6%増(前月は同1.2%増)、自動車を除くコアは同0.6%増(同0.4%増)。前月に売上を押し上げた自動車販売の横ばい推移が見込まれることから全体は伸び率が鈍化する見通しだが、コアに関しては緩やかな拡大継続が見込まれる。

FOMCについては、金融政策の大きな変更はないもよう。ただ、金融緩和や足元の長期金利上昇に対するFRB(米連邦準備制度理事会)の見解が、株式市場を動かす要因となる可能性はある。

ダウは11月5日に付けた終値ベースでの年初来高値1万1444ドルが目前に迫る。小売売上高、FOMCで大きな波乱がなければ、高値更新は十分可能だ。(武石謙作)

(日付は現地時間)

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